アトリエKCの「お部屋・お店づくりのお悩みコーナー」のブログです。

感度の高い『ワクワクする売場』をつくる

「愛されるお店づくり」について、第2回目の今回は、具体的空間づくりのポイントである「ワクワクする売場を作る」について書いてみたいと思います。
商品やヒトといった「ソフト」をつなぐ間といった「空間=ハード」の考え方についてこちらの記事( 2021.05.19 )で、そして、空間づくりのポイントについてこちらの記事(2021.05.19 )で書きました。その連載です。

最初にワクワクする売場・・・とは、どんな空間なのかを考えてみます。

例えば、以前(今でも?)、ドン・キホーテやコストコのような商品の立体的陳列やケース販売が騒がれました。また、デパ地下では他売場と違って季節商品のデモ販売のシズル感やPOP装飾や威勢の良い店員の掛け声等のやライブ感があって活気を感じます。また、サービス等では「モノでなくコトを売れ」と体験型のサービスも言われています。
これらから思うのは、商品毎の独創的な魅せ方、季節や時間毎に変化のある空間、五感を刺激する体験型空間に、発見やワクワク感があるのかもしれません。つまり、来店者にとっては商品を買うのではなく、自分が主役になって探す・参加する・体験することが楽しみとなっているのかなぁと思います。

売り場づくりの基本は「商品が主役」であることです。
商品を売るためには、売りたいものを一番目立たせることです。美術館等では展示される作品が一番よく見えるように工夫され設計されます。
飲食店ではテーブルに出された料理がおいしく見えて、食べている人が楽しそうに(おいしそうに)食べているシーンを魅せる・演出・発信しなければ流行りません。
物販店は商品やディスプレイがあって初めて絵になる。飲食店は食事が出て食事している人がいて絵になる・・・のです。内装デザインは大切ですがショップコンセプトにふさわしいものに合致することが重要です。ワクワクするにはディスプレイを含めて差別化された独創的な商品の魅せ方が大切だと思います。

一方、ハード的には、変化に対応できる空間の「自由度」が必要です。
内装を立派に・過剰に・豪華にし過ぎては、ハードが主張しすぎては主役の商品がかすんでしまいます。また、造り込み過ぎることでレイアウトや商品配置、ディスプレイ、装飾デコレーションの自由度が失われやすくなってしまいます。「売り場は生きている」とよく比喩されます。消費者の流行や嗜好の変化によって、売れ筋商品やレイアウトが常に生き物のように変え、放っていると売場が死んでしまいます。百貨店やショッピングセンターでは季節毎の模様替えや大規模リニュアルを繰り返しますね。ワクワクする売場には、来店するたびに何かが変わっているような「新鮮な変化」があるのです。内装業者やデザイナーが、ハードづくりに頑張りすぎて勘違いしてしまう所です。

そして、立派な内装や什器であっても、これらを使いこなすのはヒトの独創的なアイデアです。ワクワクする売場づくりには、やっぱりヒト(従業員)の知恵が必要になるのです。
店内の動線計画やゾーニング、レイアウトには原則があります。商品をキレイに魅力的に魅せるディスプレイや照明の手法等にも基本はあります。さらにチェーン店等ではマニュアルまであります。基本と原則は大切です。でも、マニュアルは正しいとは限りません。マニュアルどおりのお店は、どこも皆一緒になってしまい、独創性のないお店になってしまいがちです。お客様は飽きてしまいます。

商品も、ヒトも、空間も、感度が高いお店が、ワクワクするお店です。
昔の百貨店は「キラキラ輝いていた」とよく言われました。それは、内装が立派で豪華だっただけではなかったのですね。

※写真はイメージです

◇◇◇◇◇◇株式会社アトリエKC
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